桜の一歩

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桜の一歩

離婚~逃避行~

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きもったま母ちゃん桜です(^^)v

 

 いよいよ、家を出る日が来ました。

 

朝、モラ夫を駅まで送り、

いつも通り

『いってらっしゃい』

 

と送り出す。

 

そして、猛ダッシュで最後の荷物を車に積み込む≡3≡3≡3

 

生きるための物しか持っていかないとか

言いながらも、

 

人間欲が出る!

 

ミシンとか!

今、持っていかなかったら二度と買えないかも!

これからの極貧生活を考えると、あれもこれもと欲が出る…。(笑)

 

でもやっぱり限界はあるので、

必要なものから優先的に( ̄▽ ̄;)

 

そして、いよいよ家を出ます。

 

 

お義母さん。ごめんなさい。

 

 

お義母さんも家を出たいはず。

そして、大切にしてもらった、

孫を連れていってしまう事。

 

したためた義母への置き手紙だけで、

きっと私の気持ちは、伝わらないと思う。そして、

きっと私を恨めしく思う事でしょう…。

 

そんな思いを抱えながら、

家を出発。

車に乗ってる荷物を見て驚く子ども達。

 

この時点で、

この状況を説明しないわけにはいきません。

 

『ごめんね。お母さんはもう、お父さんとは暮らせないから、おばあちゃんの家に行くことにしたんだよ。大切な太陽くんと、ひまわりちゃんも一緒にに行くんだよ。』

 

『でも、二人から、お父さんを取ってしまうつもりはないから、弁護士さんから会っていいよ。と言われたら、二人はまた、お父さんとは会えるからね。』

 

と、ざっくり言うとこんな感じで話したかな?!

 

幼い二人はしばらく黙っていました。

 

しばらくすると、太陽くんが言いました。

 

『僕はお母さんのお腹の中から出てきたから、ずっとお母さんと一緒にいる!』

 

『お母さんが帰らないなら、僕も帰らない』

 

そう言ってくれました。

 

運転しながら、涙が溢れてきました。

 

ごめんなさい。

私の不徳から、あなた達を巻き込んで。

それなのに、優しい言葉をかけてくれて。

 

私が泣いている場合ではない…。

 

そして、警察署で

今までの経緯、これから、予想されるモラ夫の行動。恐らく追いかけてきて、劣化の如く怒り狂うか、逆に謝り倒すのか。

またもや、お前たちが出ていくなら生きていけないと脅すのか。分からないけど、

 

間違いなく追いかけてくる。

 

それを伝えました。

 

そして、警察の方が言った言葉が

 

『で、今日はなにしにこちらへ来たんですか?』

 

でした。

 

はい?(゜〇゜;)?????

 

いやだからさ。

 

いざと言うとき助けてほしいんだってば!

 

警察って…。分からない…。

 

もし逆上して追いかけてきたら、殺され兼ねない。と怖く思っているきもちを伝え、

何とか理解してもらい、

『何かあったらすぐに連絡してください』

 

と言う言葉をもらうまでに、すごく時間がかかりました(-""-;)

 

民事不介入とか…。

 

こう言うときホントに意味不明。

 

だから、事が起こってから問題になって、ニュースで流れるんだよ(#`皿´)

 

幼い尊い命が奪われてからでは何もかもが遅いじゃない!!!

 

何はともあれ、警察への相談を終え、

 

無事に実家に到着。

 

しかし、オチオチしていられません。

まず、私の車を母の友人の家に隠させていただくために持っていきました。

 

 

しかし、

モラ夫は次の日の昼に私たちが居なくなったことを置き手紙で知るはずなのですが、

 

どんな虫の知らせか、その日の内に

 

実家に何度も何度も電話をしてきました。

 

私がもう、携帯の電源を落としていたことが原因だったかもしれません。

 

夜の21時過ぎ、あまりにしつこくかけてくるので、母が電話を取りました。

 

『桜はいますか!!!携帯に出ません!』

と怒り散らすモラ夫。

 

『桜はもう帰しません!!!』

と母。

 

一度、電話が切れたきり、こちらから母がかけ直しても、モラ夫は出ません…。

 

次の日からいろんな場所を転々とする予定だった桜母ちゃんと太陽くんと、ひまわりちゃん。その時は実家のお風呂に入っていましたが、

 

母が、

『モラ夫が電話をきった!かけ直しても出ない。』

 

と言いに来たので、桜母ちゃんはピンときました。

 

『こっちに向かってる…。』

 

そういうと母は、

『移動するよ!すぐ出なさい!!!』

 

と、そこから逃避行が始まりました(×_×)

 

『大変!お父さんがここに向かってるって!』

 

と言うだけで、状況を理解したひまわりちゃん。

誰よりも早くお風呂を飛び出して、

『怖い!怖い!!』

と服を来て、

 

私たちはみんな髪も乾かさずに

母の友人宅に夜中に転がり込みました。

 

それからは、毎日、親戚や、姉、兄のいえ、友達の家。

 

とにかくモラ夫の知らない場所へ場所へと移動していきました。

 

子ども達も、必死に付いてきました。

 

『今、お父さんに連れていかれたら、お母さんには会えなくなる』

 

それを肌で感じていたようです。

 

ごめんね。

 

こんな、その日暮らしを強いてしまって…。

 

とにかくモラ夫が落ち着くまで、しばらくの辛抱…。

 

正直どこに行っても落ち着かないし、気を使うし、いつモラ夫が現れるかと怖かった。

 

弁護士がモラ夫と連絡をとり、とりあえず追いかけるのをやめて、落ち着いてほしい。

警察にも相談してある。

と話し、これからは弁護士を通して話をしてほしいと伝えてくれた。

 

警察を通してあること、そして、間に弁護士が入っていると、知ったモラ夫は

 

かなりのショックを受けたようで

大人しくなりました。

 

人に知られるのが、とても嫌いなモラ夫。

 

弁護士に、押し掛けたりはしない。

居場所をおしえてほしい。と言われたりしていましたが、もちろん簡単には教えません。

 

絶対に押し掛けてこない確証を得るまで、私たちは皆さんに迷惑をかけながら、あちらへこちらへと、移動する日々。

 

しかし、新しい学校への入学予定日が近づき、モラ夫も少し、冷静さを取り戻しつつあるようだと、弁護士から聞かされ、

 

恐る恐る、実家に戻ることになりました。

まだ、車は隠したままです。

 

出来るだけ密やかに家の中で暮らしました。ビクビクと怖くて仕方がありませんでした。

 

でも、そんな事を言ってられない状況もやってきました。

 

ひまわりちゃんです。

緊張しながら、精神的にも張りつめながらの逃避行。

ひまわりちゃんはストレスからまたもや周期性嘔吐症により、嘔吐が始まりました。

 

ごめんね。ごめんね。

ひまわりちゃん。

もう、実家から、動かないよ。

 

母ちゃんは、ここで二人を守るよ!!!

 

私がきもったま母ちゃんになると決めた日でした。

 

二人を守る。

私が守る。

 

そう決めたのだから。

 

もうビクビクしない。

 

二人に

『もう大丈夫。安心してゆっくり寝てね』

 

と声を掛けて

 

逃避行は終わりました。

 

頑張ってる!あたし!

頑張ってる!天使ママ!

頑張ってる!病気っ子ママ!

頑張ってる!自閉っ子ママ!

頑張ってる!シンママ・シンパパ!

頑張れ!脱モラハラ

  自分らしく生きよう! 桜