桜母ちゃんです(^^)v
入院中の変化
久しぶりにゆっくりとたくさんの話をしながら二人で過ごすひまわりちゃんと桜母ちゃん。
入院して数日、ひまわりちゃんに変化が現れ始めました!
ひまわりちゃんと二人、朝夕はのんびりする日が続きました。
そして入院から4日目、母ちゃんが仕事から病院に帰ってきた時です。
看護師さんが言いました。
「お母さんお帰りなさい。ひまわりちゃんお母さんに見てもらいたくてまってますよ(^^)」と。
また何か工作して作品でも作ったかな?と思いながら病室へ行くと、
ひまわりちゃんいない(^^;
トイレかな?と思って待っていると
「お母さんみてみて~!!」
ひまわりちゃんの声がしたので振り向きました。
母ちゃん目が飛び出るかと思いましたw(0o0)w
なんで??すごい!!
母ちゃん大興奮です。
「ひまわりすごいじゃない!」
と言うと、
「お母さんに見てもらおうと思ってリハビリ頑張った!」
「すごい?すごい?」
ひまわりちゃんどや顔www
看護師さんが教えてくれました。
「ひまわりちゃん運動療法室で、お母さんを驚かせたいって言ってすごい毎日頑張ってたみたいですよ(^^)v」
と。
歩けるようになった
何とひまわりちゃんは、母ちゃんが仕事に行っている間、運動療法室に行って毎日毎日たくさん練習していたそうです。
そして4日目、ついに何歩か歩けたそうです!
そうなるともう、母ちゃんが帰ってくるのが待ち遠しくて
病棟に戻ってきてからも廊下を何度も行ったり来たり練習を続けていたそうです。
頭を過ぎったこと
入院する前、突然歩けなくなったひまわりちゃんの足。
精神的な事から動かないのではないかと言われ、受け止められなかった母ちゃん。
もしかしたら
本当に精神的な心の疲れから足が動かなくなったのではないか・・・。
ふと、頭を過ぎりました。
毎日一緒にひまわりちゃんとだけ過ごすこの時間が、ひまわりにとって良い時間になったのではないか。もちろん桜母ちゃんにとっても・・・。
と、色んな事が頭を過ぎりました。
思い当たること
まさか。
あることにはありますが…。
まだ始めてから足が動かなくなるまでに、一ヶ月経ってなかったけど…。
4年生になってから、ほとんどの時間を支援級ではなく通常級で過ごすようになったから?
病児支援級に在籍しながら通常級に通級
ひまわりちゃんは病特別特別支援学級に在籍をしています。
体の調子が悪いときや、通常級で感染症が流行っている時などは支援級で過ごし、そうでない時は通常級でみんなと一緒に勉強して過ごす。
それが1年生で入学する時に先生方と母ちゃんとで決めたひまわりちゃんの学校での過ごし方でした。
しかし、教員不足を理由に段々とひまわりちゃんは通常級へは行けなくなりました。そして、3年生の時、校長先生が変わると、
支援級在籍の児童は支援級で給食を食べないといけない
という謎のルールができました。
その結果、教員不足で支援級から出られない。給食も支援級。
段々と支援級で過ごすことが増えてきました。
というか、ほぼ支援級に居ることになってしまっていました。
特別支援級と通常学級の違い
支援級と通常級ではやはり違うことも多くあります。
支援級では個々に寄り添った支援が配慮される
- 少人数でゆっくり
- やりたくないことは無理にやらない
- 学習より療育が多く、工作や音楽療法などが多い
- 給食も各々の発達特性に合わせて食べられないものは残し、食べられるものはおかわりできる。
など、発達障害により療育が必要な児童に配慮された教育内容になっています。
本来は細分化されている
支援級と言っても本来は沢山の種類があります。
一例を上げると
- 発達障害支援級(知的発達遅延あり)←IQ75以下
- 発達障害支援級(知的発達遅延なし)←IQ75以上
- 身体不自由児支援級(知的発達遅延あり)
- 身体不自由児支援級(知的発達遅延なし)
- 病弱児支援級(知的発達遅延あり)
- 病弱児支援級(知的発達遅延なし)
など、いくつか細分化されます。
長男の太陽君は2の発達支援級(知的発達遅延なし)
ひまわりちゃんは6の病弱児支援級(知的発達遅延なし)
在籍ということになります。
1〜6をざっと見るだけでも同じ支援ではいけないことは分かると思います。
一言で発達障害と言っても子どもたちはみんな個性があり、更に生活に困り感が出てしまう、こだわりやルーティン、偏食(感覚過敏からくるものも多い)、聴覚過敏や感覚過敏などなど、発達の特性はそれぞれです。
それぞれの個性にあった支援をしながら勉強を進めていくわけですから、先生方は大変ですっ。
支援級の実態
桜母ちゃんの住む街では実態として次のような問題がありました。
- 教員の配置人数が少ない
- 支援級のクラスを増やすことが出来ない(配置人数が少ない為)
- 発達障害支援級の知的遅延ありとなしは、書類の在籍上は別だが、実際には同じクラスで同じ授業を受ける
- 同じクラス内で個別授業ではなく一斉授業
これらのことから、
ひまわりちゃんは本来身体の調子が良くないときだけ支援級で過ごし、
調子の良いときには通常級で沢山の友達の中で培わなくてはならない集団生活であったり、一斉授業の中で勉強の理解を深めたり手を上げて質問をしたりしていかないといけない大切な小学生生活をほとんど支援級の中で過ごしてしまっていたのです。
集団の中にいることが大きなストレスになったり
個別の支援が必要でそうでないと勉強が身につかなかったり
学年に縛られず知的レベルに合わせた学習が必要であったり
するならば
(太陽くんには必要でした。だから、ずっと発達支援級に在籍していました)
支援級の中に居ることはとっても意味のあることです。
しかし、ひまわりちゃんのように、発達障害を持ち合わせて居るわけではない場合、そこはとても甘えやすい環境であるだけになってしまっているのではないかと桜母ちゃんは思いました。
そして、友達だって沢山作って欲しい。毎日沢山の刺激の中で「学校楽しい!」そう思って欲しい。と思いました。
桜母ちゃんがそうであったように・・・。
通常級で過ごすようにお願いをした
3年生はずっと支援級の中に居て友達とも遊ぶ機会が減ってきたひまわりちゃん。
そんなひまわりちゃんを見ながら桜母ちゃんは思いました。
通常級で過ごさせてあげたい
教員の人数が確保できなくてスミマセンと学校側からはよく言われていました。
しかたのない現実です。
ひまわりちゃんも小さかったし、やはり突然の頭痛の発作には自分では対応できない・・・。そう思うから支援級に居続けましたが
そろそろひまわりちゃんも高学年になった事だし、中学校に上がるまでに
- 発作の時には自分で薬を飲む
- 発作の前の前兆が分かれば大人に知らせる
- 運動中(日常でも)苦しくなったら助けを求める
事が出来るようになって欲しい。
その為には5,6年生の間に支援級から通常級へ在籍を移したい。
と思ったのです。
だから母ちゃんは学校にお願いをしました。
「病児支援級に在籍はしているけれど、通常級に通級に行かせて欲しい」
と。
通常級で過ごす練習
そのような経緯からひまわりちゃんは4年生の4月から在籍はまだ支援級ですが
ほとんどの時間を普通級で過ごすことになったのです。
教員不足をどのように解消したか
それは、ひまわりちゃんが一人で荷物の管理やクラスの移動を行うことでした。
「先生はついていけない」
「迎えにも行けない」
「給食の時間には支援級に戻る」
「給食が終わったら通常級へ再び行く」
「苦しいときには通常級の先生に言う」
「薬をポーチに入れて肌身は出さず持ち歩く」
「学校の先生方みなさんにひまわりの身体の事を周知していただく」
ことなどでした。
それを始めて1ヶ月足らず・・・。
GWが明けたその日、
ひまわりの足は動かなくなりました。
ひまわりの負担
4月になって進級して、一度に一人でやらなければいけないことが増えて負担だったのでしょうか。
ひまわりちゃんはあっけらかんとして
「私できるよ~。別に大変じゃないよ~。」
と言っていましたが、私はひまわりの外側しか見れていなかったのだなと深く反省をしました。
考えてみたら、支援級にいるだけよりも通常級に居るだけよりも
支援級と通常級を行ったり来たりするひまわりちゃんは一番大変だったと思います。
荷物と薬を持って何度も何度も行ったり来たり・・・。友達とだって中途半端な関わりしか出来なかったのでは・・・。
それが、母ちゃんの思い当たることでした。
頑張ってる!あたし!
頑張ってる!天使ママ!
頑張ってる!病気っ子ママ!
頑張ってる!自閉っ子ママ!
頑張ってる!シンママ・シンパパ!
頑張れ!脱モラハラ!
自分らしく生きよう! 桜
☆今日の桜ニャンズ☆