桜の一歩

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発達障害中学生~特別支援級の実態~

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桜母ちゃんです(^^)v

太陽くんが中学校に入学した頃の話を書いていこうと思います。

発達障害児にとって、成長と共に顕著に表れる定型発達児との違い。

しかしそれは、本人にとって自覚のしにくいこと。

そして、認めることが難しい事。

太陽くんは中学生になってしきりに「僕はふつうだ!」と言うようになりました。

それを聞く度に私は胸が締め付けられる思いでした。

特別支援級は、桜母ちゃんの思う、太陽くんの思う支援級とは違ったのです・・・

※定型発達児・・・発達障害のない児童

特別支援学級の実態

特別支援学級か通常級か本人と一緒に考える

小学校を卒業して、中学校に上がるとき、正確には進路を決めなければいけない6年生の頭くらいに、桜母ちゃんは太陽くんに聞きました。

桜母ちゃん

今までみたいに支援級でいい?通常級にいく?

正直、5年生で読み書きが極端に苦手なディスレクシア(学習障害)の診断を受けていた太陽くんにとっては特別支援級の一択だと母ちゃんは思っていました。

しかし、前回の記事にも書きました合理的配慮。それがまだ義務化になる前ですが、積極的に保護者と本人からの合理的配慮の申し出を受け入れて行きましょう。

と世の中が変わってきている時期でしたので、もしかしたら、通常級でも必要な支援を受けながら沢山の友達の中で過ごすことが出来るかもしれない。

そう思ったので、太陽くんはどうしたいかを聞くことにしたのです。

 

www.kimotamakachan.com

太陽くん

何が違うの?

桜母ちゃん

支援級は今までみたいに少ない人数でゆっくり勉強できて
太陽くんにあった勉強の方法を取り入れてくれるよ

桜母ちゃん

通常級は沢山の人の中で勉強するよ。友達が沢山出来るかも!
太陽くんが勉強しやすいように色々相談する事も出来るよ

太陽くん

支援級にする
僕にあったやり方の方が良い

桜母ちゃん

分かったよ!じゃぁ一度中学校に見学に行こうね!

中学校の特別支援級を見学しに行く

そして私と太陽くんは中学校へ見学に行ってきました

特別支援学級の主任先生の説明
桜母ちゃん

クラスは何クラスに分かれているんですか?

学校の先生

3クラスに分かれています。
知的障害のある発達障害児
知的障害児
肢体不自由児に分かれています

なるほどなるほど。 特別支援学級の種類は7種類。

 弱視

 難聴

 知的障害

 肢体不自由

 病弱・身体虚弱

 言語障害

 自閉症・情緒障害

※参考 LITALICOさんのサイト

その中でも、今この中学校に通っている子は知的障害児と知的障害のある発達障害児と肢体不自由児が通っているとのこと

 

三クラスの内、1つが肢体不自由児2つめが発達障害児。3クラス目がフリー教室(休憩できる場所)にしてあると聞きました。

 

それは人数が少ない肢体不自由児は例えば弱視児と難聴児は一応クラス名は違っても、同じ部屋で勉強をして過ごしていたり、発達障害児は情緒障害児と一緒に授業を受けたりしている。と言うことでした。

 

先生方の人数にも限りが有るし、クラスをまとめるのは当然だろうな。と感じました。

 

ただ一つ気になったことを聞いてみました。

桜母ちゃん

色んな子ども達が居ると一人一人勉強の理解度も異なりますよね?同じクラスで勉強をしていてもそこは個別指導をしているということでしょうか?

学校の先生

その通りです。その子のレベルに合わせてプリントを使い分けたりしています

桜母ちゃん

良かった!高校に進学したいので安心しました!

その言葉をきいて安心した桜母ちゃん。 太陽くんは知的障害はありません。 IQは111程度。ずば抜けて高い訳ではありませんが平均が100なので、平均よりはやや上。理解力は普通と言うことです。 自閉症やADHDの発達特性から集中力が続かなかったり、ディスレクシア(読み書き障害)のため、書くことや読むことが苦手だったりするだけで、同じ学年の勉強の内容が理解できないわけではありませんので、特別支援級の中で中学1年生の授業をしてもらう。 というお話をして帰って来ました

いよいよ中学校へ入学

もうすぐ初めての定期テストという時期が来ました。

あるとき太陽くんが突然言ったこと

太陽くん

勉強つまんない

桜母ちゃん

え???そんなこと今まで無かったじゃん
どうしたの???

太陽くん

だって超簡単全部やったやつばっかり
今五年生のところやってる

桜母ちゃん

え??一体どういうこと?何でそんなことになってるの?

中学校に問い合わせる

驚いた桜母ちゃんはすぐに学校に確認をしました。

 

すると、太陽くんの言うとおり、太陽くんは知的障害(IQ75以下)のある友達と一緒に小学校5年生の勉強をしていました。

桜母ちゃん

先生!入学前の説明では個人のレベルに合わせた学習をするって説明を受けたんですけど・・・

学校の先生

中々一人一人に合わせた授業は難しいですね~
今は1年生から3年生まで復習を含めてみんなで5年生の勉強を進めています

学校の先生

主任が替わるとやり方も変わるんですよね~
僕ともう一人は今年初めての特別支援級ですし

なに~!!!!!

3年生になっても結局1年生に合わせて勉強してるって事?

新しい先生は何の知識も無いままに特別支援級に来てるって事?しかも一度に二人?

色んな疑問が沸々と沸いてくるけど・・・

 

ちょっと待って、めちゃくちゃ気になることがある!

桜母ちゃん

もうすぐ定期テストですよね?どうなるんですか?

学校の先生

そこは大丈夫です!支援には支援のテストがありますから!

桜母ちゃん

え!?小学校の時は同じテスト受けてたし点数とってきてたんですよ?
普通級と同じテストは受けれないって決まりなんですか?

学校の先生

イヤ~希望すれば受けれると思うんですけど~ちょっと主任に聞いてみますねぇ

た、頼りなさ過ぎる(汗)

結局その年の主任の先生が出てきて言われたことは

 教師の人数が少ないから個別指導は難しい

 やるなら教室の隅を一角囲って、他のみんなが授業を受けている間は自分でタブレットとかで学習を進めて、他のみんなが問題を解いている間に太陽くんの分からないところ等の質問を受けると言うやり方なら出来るかもしれない

 普通級のテストを受けることは可能

事前の説明と違いすぎる~(焦っ)

母ちゃんパニックです。太陽くんは中学校のあと、高校への進学を考えていたのでまさか定期テストが普通級のテストはわざわざお願いをしないと受けられないだなんて。

母ちゃんの落ち度です。きちんと確認をしなかったから・・・。

 

でも、きっとまだ間に合う!!

桜母ちゃん

普通級と同じテストを受けさせて下さい!!!

テストの結果

分かっていたけれど・・・。ここまで1桁の点数を見たことがない・・・

 

通級と塾へ行く決断

支援級の中で、部屋の隅で太陽くんが一人で勉強を進められるわけがない。

それができるなら、支援級に在籍する必要が無いから(汗)

集中力に欠けたり、本文とは違うことに興味が移ってしまったり、もろもろの発達特性があるからこそ発達支援級に在籍しているのです。

 

でも現実は受け止めないと。

改善を申し出たところで叶うまでの間に(叶わないかもしれないし)太陽くんの大切な時間がどんどん過ぎて言ってしまうっ!

 

なので私はまず、普通級への通級を申し出ました。

その為には、太陽くんに必要な合理的配慮をお願いするために専門医さんと一緒にどのような合理的配慮が必要か考え、意見書を作って頂きました。

 

合理的配慮の意見書の内容について詳しくは別の記事にしたいと思います。

 

そしてもう一つ。個別指導塾へ通うことにしました。

個別指導なら太陽くんの質問にしっかり答えてくれるし、教えてくれるのも1対1。

まずは一学期で遅れてしまった中学校の勉強を取り戻さなくては・・・。

 

太陽くん。一緒に頑張ろう

先に進む道は必ずある。

母ちゃんが必ず作るよ

特別支援級の実態

実態といっても、全国の特別支援級の実態ではありません。あくまでこのたび太陽くんが在籍する学校の実態を書かせて頂きました。

 

桜母ちゃんの認識①

特別支援級は知的障害児と知的障害のない発達障害児は個別の配慮を受けながら、別の内容を勉強していると思っていた。

実際は①

知的障害児が多数であるため一斉に同じ内容の勉強をしていた。

桜母ちゃんの認識②

テストは普通級と同じ物を受けていると思っていた(小学校と同じだと思っていた)

実際は②

その年のテストの日までに学習できたことを(その年のレベルに合わせて)支援級独自のテストを行っていた

知的障害のない発達障害児の親がやっておくべき事
  • 中学校で(小学校でも同じかも)特別支援級に在籍する前にこの先の進学をどうしたいかを明確にして中学校側に伝えておく。
  • その為に必要な勉強方法やテストの方法などを中学校側と話し合っておく
  • 普通級への通級も視野に入れ、必要な合理的配慮を文章にまとめておく。

これらの事と、他にも学校と共有しておきたいことがあったら、

学校と親、そして市の教育委員会と情報を共有して

学校と、教育委員会の両方に合理的配慮のお願いを申し入れておくのがベストであると思います。

 

そうすれば・太陽くんや桜母ちゃんのように、いざ蓋を開けてみたら先生が変わっていて説明されたことと実際が大きく違う。等と言うことが防げると思います。

 

中々・・・。中を知るのは難しいです。国は理想を掲げて発達支援には望ましい合理的配慮をしましょう!と推進しているのに

 

現場はそれを実現するだけの人数もスキルのある職員もいない。

先生達も本当に大変だと思います・・・。いつもありがとうございます。

 

ただ、桜はいつも思うのです。

太陽のお母さんは私だけ

だから私は図々しくもなるし、うるさいなと思われようとも声を上げるのです。

 

 

☆今日の桜ニャンズ☆

頑張ってる!あたし!

頑張ってる!天使ママ!

頑張ってる!病気っ子ママ!

頑張ってる!自閉っ子ママ!

頑張ってる!シンママ・シンパパ!

頑張れ!脱モラハラ!

  自分らしく生きよう! 桜