桜の一歩

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勉強ノート~自閉症スペクトラム 三つ組とは

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きもったま母ちゃん桜です(^^)v

 三つ組とは

久しぶりの勉強ノートです。

太陽君の進級に当たり、桜母ちゃんも初心に戻り一から見直していこうと思います。

 

太陽くんは、自閉症スペクトラムの独自の特性を持っています。

 自閉症スペクトラムの診断方法のひとつ

自閉症スペクトラムASD)とは

発達障害の一つです。

 

自閉症スペクトラムの診断は、三つ組を重要視します。

自閉症スペクトラムの困難さである

社会性の特徴

       =人との関わりの質的な違い

コミュニケーションの特徴

       =やりとりとしての評価

イマジネーション(想像力)の特徴

       =こだわり、興味の幅の狭さ

 

この三つの特徴。これを『三つ組』といいます。

そして、この三つ組全てを行動上認められた場合自閉症スペクトラム障害と診断をされるのです。

 

これらの三つ組を持ち合わせていると、

 

発達の偏りを起こしやすく、本人も家族も困る場合があり、特性にあった対応が必要になるのです。

 

発達の偏りとは

発達の偏りとは、得意不得意な事のギャップが大きい事。であり、これに対して適切な対応が必要な理由は、

その子その子の力に見合った

自立生活を目指すためとなります。

 

順番にいけば、親が先に死ぬわけですからね。子どもが自立出来るように小さい頃からライフスキルを付けさせていく。と言うことになります。

 

さて、三つ組について、詳しく見ていきたいと思います。

社会性の特性=人との関わりの質的な違い

 質的な違いって?どういう事?

例えば、表情など、相手のコミュニティサインを読み取る事や、場の空気を読む暗黙のルール、が分からない。事から集団行動が苦手。

そして、相手の気持ちに気が付きにくい。

 

などがあげられます。

太陽君の場合、ドッヂボールが嫌いだったり、たとえやったとしても、ボールがフリスビーに変わったり、途中で子ども同士でルールが変わったり(子どもの頃のあるあるですね(^_^;))、そんな時はパニックになり、止めてしまいます。

 

また空気が読めないので、みんなでふざけて冗談を言い合ってふざけているとき等、突然先生が教室に来ると、他の子達はパッと切り替えて席につきますが、

太陽くんにはその違いが分かりません。

『今まで、一緒に笑っていたのに何で皆いきなり止めちゃうんだ!』

と訳が分からなくなってしまいます…(^_^;)

 

そして、独り怒られる(゜ロ゜;ノ)ノ

太陽くん納得できない。みたいな事が多々あるわけです(笑)

 コミュニケーションの特徴=やり取りの評価

やり取りの評価って?

一見出来ているように見えていても、実は本人が話している程には理解していない。と言うことが専門家とのやり取りの中で明らかになることがあります。

また、から聞いて文脈を理解することが苦手

会話が一方的になり、会話のキャッチボール苦手

などがあげられます。

 

太陽くんの場合、身振り手振りで合図をされても理解出来ないので、車にのっていて歩行者の小学生が『先に行って下さい』と身振り手振りで知らせてくれると、私は車を走らせます。

すると太陽くんは

『あの子、何で手を振ってるんだろうね』

と不思議に思い、私に聞いてきます。

また、言葉の裏の意味が分からないので、友達に嫌みを言われても気がつきません(小学校の中学年以降位に分かるようになりました)

そして、状況に応じての自分の意思表示状況説明が苦手なので、

授業で分からないことがあっても、何が分からないかを説明できず、主語が抜けたり、順番が前後したり、何を説明したいのか分かりません。聞き手が、太陽くんが何を言おうとしているのか中々察知出来ないときはパニックになり怒りだし、『もういい!』とやめてしまいます。

 

イマジネーション(想像力)の特徴          =こだわり、興味の幅の狭さ

 想像するのに上手いとか苦手とかあるの?

あるんです。

予定の変更や状況の変化に不安を持ちやすい。(◯◯になるかもしれない。という想像がしにくい)

また、柔軟な発想や思考が苦手(◯◯となってもいいかもしれない。という想像がしにくい)

こだわりを持ちやすい(◯◯も面白いかもしれない。という想像がしにくい)

 

などがあります。

 

太陽君の場合、暗黙のルール、時間や空間など、目に見えない物が理解しにくいので、

社会性の特性に通じるところもありますが、集団でのゲームなどが苦手です。

『そこまで説明しなくても分かるでしょ』というルール(じゃん拳で勝った方から時計回り等)が理解出来ないので、集団の中では友達を怒らせてしまうことが多く、結局一人で遊ぶことが多いです。(いまは、『独りの方がいい。皆のルールは分からない。』とはっきりいいます。)

また、経験したことが無いものを想像することが難しいので、食べたことがない物が出てくると、ひどく抵抗を見せます。しかし、何かの拍子に食べたり、誰かがおいしぃ~といって食べているのを見ると『食べてみようかな…』と、すこーし前進します。

 

その結果、気に入る味や食感ならば、良いのですが、逆に、気に入らない味や食感であった時は、二度と手を出しません(^_^;)

また、新しい場所や、新しいイベント、新しいグループが苦手なので、

出来ることも、新しい環境では『何故?』と思うようなパニックぶりを見せます。

 

そんな時は『落ちつけば出来るのに…残念だな…』と思ってしまう事もあります。(ダメな母ちゃん…)

テストでも、支援級で受けると良い点数が取れても、普通級で受けると点数がとれなかったりするのです。

 

まとめ

三つ組とは、自閉症スペクトラムの診断評価の三つの特徴の事である。

 

太陽くんは一見発達障害があるようには見えません。

しかし、この三つ組の三つともに当てはまったのです。

 

頑張ってる!あたし!

頑張ってる!天使ママ!

頑張ってる!病気っ子ママ!

頑張ってる!自閉っ子ママ!

頑張ってる!シンママ・シンパパ!

頑張れ!脱モラハラ

  自分らしく生きよう! 桜